【染色補正塾】

受講生の技能検定試験合格率100%

(染色補正塾開催以来2級合格率)

染色補正職種は、染み抜き(シミぬき)業界唯一の国家検定となります。

令和3年度技能検定試験合格実績

1級技能士学科試験合格【 2名 】

1級技能士実技試験合格【 1名 】

2級技能士学科試験合格【 2名 】

2級技能士実技試験合格【 2名 】

次回の技能検定試験は、令和5年開催予定です。

染色補正とは

【読み:せんしょくほせい】

染色補正とは、着物の染色工程で発生するトラブルを修正する技術です。

主な作業として[染料飛び(不要な染料染み)・友禅の滲み・汚れ落とし・紋抜き・紋様消し・柄の復元・色やけ直し]があります。

着物製作の工程において最終調整を行う役割としてなくてはならない存在です。

この技術を要する作業には危険な薬品の使用を要するため、正しい知識を持ち作業を行わないと着物を破損させることに繋がります。

染色補正技能士は、厚生労働省が認定する日本で唯一の着物を直す国家資格です。

1級技能士・2級技能士(2級技能士は都道府県知事の認定資格)があり、国家検定試験では、1・2級技能士共に学科と実技の試験があります。

近年の合格率は非常に低く30%程度となっており、難易度が高い試験です。

染み抜きを依頼する際、染色補正技能士が在籍する店か否かを確認すると一定の目安となるでしょう。

染色補正の歴史

京都御所の衣裳手入れを行う『御手入司』と言われ、享保年間頃と云い伝えられ、門外不出として永く継承されてきた技術です。

幾久屋・桔梗屋と呼ばれる流派があり、幾久屋新宮家は享保14年(1729年)創業、桔梗屋山田家は文化2年(1805年)創業と記録にあります。

現在では幾久屋、桔梗屋の技術や技法は同等とされ交流も行われています。

御手入司から、呉服調整業、そして現在の染色補正業へと名称は変わりましたが、技術は先人達の苦労により現代までこの幾久屋・桔梗屋の流れが受け継がれております。

きもの工房 扇屋の家田貴之は幾久屋系統の職人として弟子に技術を伝え後世に受け継ぐことに努めております。

『染色補正塾』の内容について

染色補正塾とは着物をはじめとする絹(シルク)製品の修復に必要な専門的知識や技術を得ることが出来ます。

一般的に染色補正を専門とする店舗で、5年程学び身につける技術を、2年で学ぶプログラムです。

材料の購入方法や接客アドバイス、価格設定などコンサルティングを含む授業です。

これから、着物修復業、悉皆業、和装業、クリーニング業等の技術者を目指される方向けのプログラムです。

【授業内容を一部紹介】

○作業環境・・・机、道具の配置や薬品扱い方、購入店舗の紹介

○染料の準備・・・染料の性質、調合方法や濃度、保管方法等

○固まった蛋白質を含む染み抜き・・・加熱により固まった蛋白質の除去方法や染み抜きの手順方法

○黄変の染み抜き・・・経年による変色、薬品による変色の対処法

○紋抜き、家紋の修復・・・三品改良の完全調合方法、抜染方法から型の制作と使用方法

○金彩加工・・・金材の紹介、金彩用バインダーの種類と使用方から修復方法

○お預かり時の対応・・・接客時の注意点や契約書の制作方法等

○その他、実際の着物を使用し修復方法をお伝えします。教材の着物は教室に用意してあります。

また、受講生の持ち込まれた着物を直すこともございます。

染色補正(基礎・応用クラス)月2回・・・2年制 全48回(各約4時間)

短期間での技術習得が可能な理由

◯受講者に合わせた完全個別指導と成長できるプログラム

作業内容の解説と実演を行い、実習と宿題を繰り返します。見学だけでは技術習得は難しいため特別に組まれたプログラムにより、未経験者の方でも短期間での技術修得が可能です。技術講習 、解説、経営及び技術相談 、安全・防災に配慮した技術環境など幅広く学ぶことが出来ます。

◯技術修得の目標設定を明確にし、効果を実感

修得すべき修復技術の範囲は幅広いため、先ず何を目標として学ぶべきかを提案いたします。きもの工房扇屋の工房内にて毎月行われる授業では、指定課題の攻略法を伝授し、着物の生地を使用することで実践的な学習が可能です。
反復練習により技術習得が可能となり習得効果を実感できます。

◯国家検定試験の対策について

検定試験課題の内容に沿ったプログラムを用意、手順や修復についてのポイントを解説することにより必要な作業を的確に行うことが可能です。

検定試験には、1級・2級があり、それぞれに実技試験と学科試験があります。なお、受験には実務経験を要します。
合格すると、技能士の資格を取得出来ます。
染み抜きの分野で唯一、厚生労働省が認める国家資格であり、最近ではクリーニング業界で注目を集めています。染色補正塾受講者は検定試験の合格率が高いのも特徴です。

◯技術修得の期間

プログラムには、1年制と2年制があり、受講者それぞれの技術レベルに合わせた履修期間を用意しています。未経験者の方は2年制を受講下さい。経験者の方は入試に合格することで1年制の授業を受講可能です。
未経験者の方の場合、染色補正を専門とする店で働きながら5年程の期間をかけ技術修得となりますが、染色補正塾ではその基礎を修得する技術を約2年で学ぶことが出来ます。

◯講師の紹介と実績

講師は主にきもの工房 扇屋代表の家田貴之が務めます。1990年に染色補正業界に入り、1997年一級染色補正補正技能士の資格を取得、東京都知事より認定された職業訓練指導員の資格を保有、講師歴として20年以上のキャリアがあります。1級技能士のみ参加することが許される技能グランプリ汚れ落とし(染み抜き)部門では1位(2回)を受賞。2000年には東京都知事賞を受賞。技能検定委員や東京都染色補正しみぬき組合専務理事等の経験を得て現在に至ります。

染色補正塾にお申込みをご検討されている方へ

2021年現在、受講者は各々の目標、課題に向かい勉強に励んでおります。受講者それぞれに合ったプログラムを作成し、個別指導を行なっております。
そのため、新規でお申込みいただける人数には限りがございます。状況により受講をお断りさせていただく場合もございますのでご了承ください。

受講資格について

染色補正の技術を身に付け、生業とされる目標をお持ちの方。

専門的知識や技術を短期間で得る為に、毎回の授業には宿題があり、職場や自宅にて作業可能な環境が必要となります。

超音波洗浄機やコンプレッサー・エアーブラシなどの用意が可能な方。

受講には面接による試験があり合格された方のみ受講いただけます。

「基礎クラス」

染色補正の技術を習得する上で先ず習得すべき必修プログラムです。

道具の使い方、薬品の調合、種類別染み抜き方法、染料の使い方のほか、仕入れや接客などのアドバイスを含む内容となっています。

基礎クラス終了後には、二級技能士同等レベルの技術を習得することが可能です。

二級技能検定試験(学科・実技)・コンサルティングを含む内容です。

○受講資格・・・染色補正技能士の資格をお持ちでない方でも受講可能。

※2級技能士検定試験対策を含む

「応用クラス」

着物を使用しての授業が主となり、それぞれに合わせた道具の使い方、薬品の調合、種類別染み抜き方法、染料の使い方など基礎クラスの内容以上の難しい技術を学ぶことが出来ます。

一級染色補正技能士同等レベルの技術を習得することが可能です。

○受講資格・・二級染色補正技能士の資格を保有、またはそれに相当する技術者。実務経験6年以上の方

※1級技能士検定試験対策を含む

「研究クラス」

一級染色補正技能士以上の技術を持ち、さらなる技術向上を目指される方向けのクラスです。

きもの工房 扇屋の実技試験に合格した方のみ受講可能です。

着物の修復全般、コンサルティングを含む内容となっております。

染色補正塾「技能検定試験対策クラス」

技能試験対策に特化した授業内容です。日常の染色補正作業には超音波洗浄機やエアーブラシを使用しますが、技能試験には使用出来ません。そのため、ブラシや霧吹きなど昔からある道具を使用してのプログラムです。

徹底的な道具の使用方法を学び、染色補正の染料選び調合の基礎を学ぶことができます。

5〜10回の短期集中対策コースです。

染色補正の技法による事例

色焼け直し
色焼け直し
色掛け色刷き合わせ
色刷き合わせ
着物の衿の色直し
衿の色直し

サービス一覧

きもの工房 扇屋で主に取り扱っている着物修復サービスの一覧です。染み抜き、洗い張り、サイズ変更などお客様のご要望を伺い、お着物に最適なお手入れをご提案いたします。お気軽にお問合わせ下さい。