着物染み抜き教室・2020年6月13日
染み抜き教室のご紹介2020年6月13日
6月13日、しみ抜き教室を開催しました。
ご要望は受けつつも、新型コロナウイルスの影響で
残念ながら休講を余儀なくされていたのですが、緊急事態宣言の解除がなされたことで、
やっと再開することができました。
お待ちいただいていた皆さん、ありがとうございます!
さて、今まではグループ教室は佃区民館という広い会場で開催しておりましたが、
今回は会場を当店舗とし、少人数グループで行いました。
初のホームでの開催です!
天候は雨でしたが、3名の生徒さんにご参加いただき、アットホームな
しみ抜き教室になりました。
初回講座 ~応急処置編~
応急処置及びご自分でのお手入れのポイントとなるのは、
これは何のしみかを見極めることです。
このしみの成分は主に水なのか油なのか、何か付着しているのか、などを考えて、
その上で「自分でできるのはここまでだ」と判断できることが重要なのです。
とはいえ、お着物を汚したときは概ねとっさのことで、やはり焦ってしまいます。
そこを冷静になって処置することができるよう、
お着物に実際に醤油、エクレア、抹茶、野菜ジュースをつけ、
実演を交えてご説明させていただきました。
この他にも、適切な湿度管理や防虫剤の使い方など、お着物を保管するうえで重要なことをお伝えしました。
小人数だからこそざっくばらんな談話形式で、皆さん積極的にご質問されていました。
衿・袖口洗い(実技教室)
2講座は、実際にプロも使っているしみ抜きセットの使い方講座です。
現場でも使っているプロの道具と聞き、皆さん興味津々です。
今回は市販されているベンジンのにおいの嗅ぎ比べもしてみました。
ご自宅でお着物をメンテナンスするときには、
換気すること、火気を近づけないことをしっかりお伝えしました。
霧吹きやブラシの使い方をレクチャーされたあとは、まず練習布で予行練習。
慣れないことの上、少人数教室なので講師やスタッフがつきっきりだったので、
別の意味でも緊張されてしまったかもしれません。
3・4講座目は、いよいよ実際にお持ち頂いたご自分のお着物のお手入れです。
霧吹きやブラシの使いかたをまずはイメージトレーニングしてから、いざ実践。
長年気になっていた衿汚れが落ちると、皆さん「きれいになった!」と喜んでいました。
一度見ただけではなかなか覚えきれませんが、何度も繰り返していると
霧吹きもうまく使える様になりますし、動きはスムーズになります。
ぜひお家でも実践してみてくださいね!
今回はホームでしたので、普段の出張では詳しくご紹介できないこともお伝えできたのではと思います。
ご参加いただいた皆さん、長い時間一日本当にお疲れ様でした!
まだまだ新型コロナウイルスで予断を許さない状況が続きますが、
これからも参加希望者数を見極めながら、少人数制で行っていこうと考えております。
開催に際しましては、感染予防の徹底に注力し、安全・安心な教室運営に努めてまいりますので、
ぜひご参加ください!
ご参加いただいた方からの感想(2020年6月13日)
○とても勉強になりました。お手入れ頑張りたいと思います。ありがとうございました。
○実際のお手入れをやらせてただいて、なかなか見たとおりに行かないものだと思いました。勉強になりました。
教室のご案内
20年以上続く着物ユーザー向けの『着物染み抜き教室』と、国家検定試験を目指すプロ向けの『染色補正塾』があります。当工房代表の家田貴之は職業訓練校講師、JICA日系人社会研修講師を務め現在までに延べ3000名を超える方に受講いただいております。
教室開催地(2020年6月13日)
教室開催の会場は変わる事がございますが、2020年6月13日はきもの工房 扇屋にて行いました。
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