着物染み抜き教室・2017年7月8日

着物染み抜き教室・2017年7月8日

7月8日、今年2回目のしみ抜き教室を行いました。

梅雨明け前なのに既に真夏に気候で、すっきり晴れた、そしてすごく暑い一日でした。

地域によってはお祭りもあったようで、入谷では朝顔市もやっていたそうです。

しみ抜き教室を始めて、今年の7月でまる18年になりました。

始めた当初は本当に手探りで、それこそ会場の取り方から悩んだりもしました。。。

最初は実演だけだったのが、どうやったらうまく伝えられるだろうと考えた結果、

実演と実践で参加者の皆さんにも実際にチャレンジしてもらいながら

お着物と長く付き合うコツをお教えすることにし、こうして今の形になりました。

長く続けてこられたのも、参加してくださった皆さまのおかげです。

ありがとうございます。

もちろん、試行錯誤は続いています!

去年から登場した巨大扇風機!

今回から、テキストもリニューアルしました。

これからも分かりやすくご家庭でのお手入れについてお教えできるように

していきたいですね。

初回講座 ~応急処置編~

さて、初回でご説明したのは、お出かけ先でお着物に

食べ物をこぼしてしまったときの

対処法です。

着物を汚してしまった時はやっぱり焦ってしまうけど、でもゴシゴシしないこと!

初動で何をするかが、それからのお手入れにかかわってきます。

醤油・抹茶・野菜ジュース・エクレアと、それぞれ成分の違うものを

実際に着物に付けて実演しました。

また、実演以外にも、お着物の保管には湿度管理が重要であること、防虫剤の使い方の注意点など、普段のお手入れで気を付けてほしいことを説明させていただきました。

「七面鳥エックス事件というのがありましてね…」

皆さんにインパクトで覚えていただけるよう、話す内容も工夫していますよ。

ちなみにカビのお話です。

2~4講座目 ~実技編~

2講座目からは、皆さんに実際にしみ抜きにチャレンジしていただきました!


しみ抜きセットの使い方のレクチャーを受け、まずは練習。

最初はうまく霧吹きから霧が出ず、ブラシの力加減も弱すぎたり強すぎたりでしたが…

何度も練習するうちに皆さん慣れてきました。

3、4講座目では、実際にご自分のお着物の衿と袖口を洗っていただきました。

講師の実演を思い出しながら、緊張気味に着物にブラシをかけます。

皆さんすっかり道具の扱いに慣れ、霧吹きも上手に使えるようになっていました。

参加者の方に来てよかったと言っていただき、こちらも嬉しいです。
最後の質疑応答まで、和気あいあいとした中でしみ抜き教室を終了しました!

今回お教えした応急処置や着用後の衿袖口洗いが、皆さまのお着物ライフの

お役に立てましたら幸いです。

ご参加いただいた皆さん、一日本当にお疲れ様でした!

ご参加いただいた方からの感想2014年4月

○今までの応急処置がいろいろ間違っていたことに気づけて、ショックでしたが良かったです。

○ベンジンを使うのは見様見真似ではハードルが高く、失敗が怖くてできませんでした。実際にやってみたらちゃんと落とすことができ、家にある着物をどんどんきれいにしていくつもりです。

○着物の出番が増えそうです!

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教室のご案内

20年以上続く着物ユーザー向けの『着物染み抜き教室』と、国家検定試験を目指すプロ向けの『染色補正塾』があります。当工房代表の家田貴之は職業訓練校講師、JICA日系人社会研修講師を務め現在までに延べ3000名を超える方に受講いただいております。

教室開催地(2017年7月8日)


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