サービス一覧

きもの工房 扇屋で主に取り扱っている着物修復サービスの一覧です。
しみ抜き、洗い張り、仕立て等お客様のお着物に最適なお手入れをご提案いたします。お気軽にお問合わせ下さい。

    洗い張り

    着物をほどき反物状態に戻してから水洗いを行います。洗い後、湯のし作業により幅を整え風合いをよみがえらせます。
    黄ばみの染みの原因のひとつは、着物に生えてしまったカビです。カビは温度と湿度の条件が揃うと急速に繁殖します。着物に付いたカビは根を生やし、固くなり、変色します。固くなりはじめた場合は、「洗い張り」が有効です。
    一般的な「洗い張り」は一度だけ水洗いをしたのち、湯のしという熱を加えて行う幅出しの作業で終了ですが、扇屋の洗い張りは、多い時で3回水洗いします。一番目の水洗いはシミを落としやすくするための下洗いです。
    そののち、染み抜き→水洗い→染み抜き→水洗い、というように、水洗いと染み抜きの作業を繰り返します。これは生地を傷めないように状態を確認しながら少しずつシミを抜いていくためです。

    「洗い張り」と「染み抜き」をともに行う上で重要なのは、洗い張りの「張り」である「湯のし」の作業を、途中に入れないことです。なぜならば、湯のしは熱を加え生地を整える作業のため、しみが落ち切っていない状態で熱を加えると、染みが落ちにくくなるからです。
    「洗い張り」と「染み抜き」の作業を繰り返し行えるのは、この二つの工程を同じ工房で行っているからです。最近では「ママ振袖」の修復依頼も多く、染み抜き等の修復だけでなく、寸法(サイズ)を変える事が出来る為、近年需要が高まっています。着物の修復において欠かせない大切な作業です。

    水性汚れには特に効果的

    汗などの水性の汚れには、特に効果的です。
    雨ジミや泥はねがひどい場合は、洗い張りが一番きれいに落とせます。
    現代の泥はねは昔の泥はねとは違い排気ガスやアスファルト等の汚れが付着してることが多いため、染み抜き後に洗い張りをするとよりきれいになります。

    また、絹という繊維を保全するためにも、何度かの生け洗いに1回は洗い張りをお勧めします。
    目安として、袷の着物で八掛(裾回し)の裾からニ寸(約6.6cm)以上汚れているようなら、そろそろ洗い張りのタイミングです。

  • 洗い張りの行程

    洗い張り

    洗い張り:洗い張りの行程は、まず仕立て上がっている着物をほどく作業から始まります。袖・衿などのパーツを縫い合わせて反物状にし、水で洗います。
    乾 燥:洗い上がった着物を影干し乾燥させます。
    湯のし:水に入るとほとんどの着物は繊維が詰まり生地が縮みます。機械また手作業により、巾を揃え風合いを整える作業を行います。

    洗い張り
    乾 燥

    洗い上がった着物を影干し乾燥させます。

    乾燥
    湯のし

    水に入るとほとんどの着物は巾や丈が縮みます。
    機械また手作業により、風合いを整える作業を行います。

    湯のし
    仕上げ

    最後に、縫い合わせたパーツを解き、アイロンを裏から当て、仕上げていきます。
    この仕上げの作業は生地の目を整えより良い仕立の作業に繋がります。

    仕上げ

  • 洗い張り 料金

    状態により数回水に通し洗います。水洗いで落としきれない汚れは有機溶剤を使用し洗浄します。
    アイロンによる生地目通しの仕上げ加工(反物)に戻す作業となります。

    ※表のみ洗張り・生地の状態・解き難・カビによる洗い等、お着物により価格が変わる事が御座います。
    お着物を見て、詳しいお見積りを出させて頂きます。お気軽にご相談下さい。

      料金(税抜き)
    留袖・色留袖
    (比翼付き)
    18,500円
    振袖(総絞り) 20,000円(26,000円)
    訪問着・付下げ 18,500円
    大島・結城 18,500円
    無地・小紋・紬 17,500円
    喪服 18,000円
    長羽織 ・ 羽織 17,500円
    道行 ・ 長コート 18,000円
    長襦袢 17,500円
    *振袖用は18,000円
    その他 ・反物納めの場合は、端縫いを解いて納品いたします。
    ・生地の状態、解き難・カビによる下洗いの有無等、お着物により価格が変わる事があります。
    ・しみ抜き代は別途となります。
    ※解き代・八掛・胴裏別途